葡萄つくり事始

2005.4.2

定植した乍那 掘り出した乍那  いよいよ乍那の定植です。12月に穴を掘って埋めておいた苗木を掘り起こし切り詰めて、石灰硫黄合剤を塗りました。その後あらかじめ庭土に適量の腐葉土・苦土石灰・溶燐を混ぜておいた土に定植しました。約1時間の作業です。

2005.4.28

キャンベルの新芽 やっと動き出した乍那苗の芽  このところの暖かさで、定植後26日にしてやっと乍那苗の芽が動き始めました。これから病気予防のため雨にかからないようビニールシートを掛ける予定です。
 一方既存のキャンベルは一足早く10日頃に芽を出して写真のようになっています。写真では見にくいですがすでに真珠腺がいくつもついています。

2005.6.4

乍那 乍那の葉  芽だし後1ヶ月余り経ちましたが乍那の新梢は30cm位の伸びにとどまっています。あわてず育てるつもりなので余り窒素肥料を与えていません。節間が詰まった成長をしています。
 今回ヨーロッパ系品種を始めて植えましたが、葉が米国系品種と全く異なっています。薄くて光沢があり風に吹かれてキラキラと輝いています。葉の形も縁の切れ込みが多く複雑な形をしています。

ノースレッド  一方キャンベルは芽だし直後の勢いは良かったのですが、途中で成長が止まったように緩慢になっています。
 スチューベンの新梢長は約60cmで順調。
   ノースレッドは定植後5年になりますが、やっと樹勢が落ち着いてきて徒長枝がなくなりました。しかしこのノースレッドは樹齢の割には花穂の着生(着房)数が少ない品種ですね。着花しない新梢が多い上、二花穂着く新梢もありません。新梢長は現在約70cmで順調です。

2005.7.2

垣根仕立てのノースレッド スチューベンの幼果  梅雨なのにあまり雨が降らず、順調に成育しています。今日もさわやかな快晴でした。
 スチューベンが理想的な樹勢で、現在伸びがほぼ止まっている状態です。
 キャンベルは相変わらず成長が止まったままで、花振いもひどくそろそろ思い切った摘房をしなくては。
 ノースレッドは未だに伸びつづけているので摘みまくっています。昨日今年初めてブドウスカシバの被害枝を見つけました。これも合わせて摘芯です。垣根仕立ての横から撮った画像を載せておきましたが、狭い庭で別の木がじゃまになり引いた位置から取れませんでした。

2005.7.9

少し大きくなったスチューベン  ついに当地でも雨と曇りばかりの梅雨空になりました。全く陽が射しません。ブドウの観察もそこそこにパソコンに向かっています。
スチューベンの少し大きくなった房の画像をアップしておきました。

2005.7.21

伸びだしたロザキ  昨日までの6日間、30℃前後の暑い日が続いていましたが、再び今日からしとしと雨の寒い天気になりました。よそではギラギラ太陽が輝いて37℃を超えた所もあるというのに、どうなっているのだ! ここらの天気は。20℃に達せず半袖姿では寒くて過ごせません。
 友人から貰った挿木のロザキが元気に育っています。数枚の葉が出た後しばらく成育が止まっていましたが、先日からグングン伸び始めました。

2005.8.28

8月21日のノースレッド 8月19日のノースレッド  長い間更新がとどこっていましたが、その間に着色が順調に進んでいます。
 今年限りで我が家の庭から知り合いの畑へ引っ越して行く予定のキャンベルは4房成っていますが、昨年とは違って花振いがひどいです。

8月27日のノースレッド 光を透かすノースレッドの果粒  ノースレッドの12房は花振いがあるものの、順調に着色し、最近は甘い香りを発しております。すでに鳥に2房食べられてしまい、慌ててネットを掛けました。
 スチューベンは数日前にやっと、ほわーっとうっすら色付き始めました。
 今年植えたばかりの乍那は1粒だけ成っています。10日位前に着色し始めましたがすでに真っ赤になりました。
 ノースレッドの変化の様子をアップしておきました。

2005.9.3

賑やかなスチューベン  台風通過後の1週間、良い天気が続いているので一気に成熟しました。
 ノースレッドは完全に着色し、むせ返るような甘い香りを漂わせています。もうそろそろ収穫できる頃でしょう。
 キャンベルはすでに真っ黒になっていますが、まだ香りはしません。
 スチューベンは着色が進んでいます。
写真は賑やかに色づき進行中のスチューベン。

2005.10.1

ブドウ園の甲斐路  9月18日から20日まで山梨へ行って来ました。天気が良く連日30度を超えていましたが、シーズンとあってどの園も混雑していました。
 できるだけ多くの種類を食べてみたかったので、ロザキ・紅アレキ・ピッテロ ビアンコ・バラディー・ニューナイ・クルガンローズ・甲斐路・マスカットビオレ・ウインク等々、一粒づつ試食したのですが途中で分からなくなってしまいます。
 まとめてみると、肉質ムッチリのロザキ。マスカット香の紅アレキ・マスカットビオレ。小粒だが形がかわいいピッテロ ビアンコ・皮が薄くサクサクした食感のバラディー。マイルドなニューナイ。粒が大きくヴォリュームのあるクルガンローズ。鮮やかな甲斐路。甘いがあっさり感じるウインクといったところでしょうか。
 やはりマスカットビオレのマスカット香は捨てがたく、成熟日数がもう少し短ければ躊躇なく作ってみるのですが。
 結局、バラディー・ピオーネ・マスカットベーリーA・ウインクを買ってきて、しばらく間、デザートはブドウの連続。

2005.11.12

街路樹の落葉  このところ街路樹のユリノキが盛んに落葉しています。毎日毎日落ち葉拾いです。特に風が吹いた翌日は歩道で山になっています。
 以前はごみに出したり、ただ積んでおいたりしていただけでしたが、今年はこれを使って腐葉土作りをしました。

腐葉土作り  まず無人精米所(大阪では見たこと無かったが、田舎に行くと道路沿いのあちこちにいっぱいあります。)へ行ってタダで米糠をもらってきます。この時の作業は、落語「延陽伯」のやもめを想像してください。座布団の側(がわ)ではなく大きなごみ袋にいっぱいもらってきます。
 最初に庭の隅っこに山積みしてある枯葉に水をかけ充分湿らせ、そこに米糠をふりかけ踏みつけます。これを3回程繰り返し、枯葉と米糠の層を作ります。ふんわり積まれて盛り上がっていた枯葉も、この作業でぺちゃんこになります。


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