2002.11.20
我が家の庭で栽培しているブドウ(キャンベルアーリー・スチューベン・ノースレッド)の萌芽から収穫に至るまでの推移を紹介いたします。
4月上旬芽がふっくら膨らみ始め赤味を帯びてくる。
4月下旬キャンベル・ノースレッド・スチューベンの順で展葉し、キャンベルにはすでに 3枚目の葉と対で小さな蕾が見える。
5月下旬芽欠き・摘房。
6月上旬キャンベルの蕾が半分位開花してかすかな匂いを放っている。続いてノースレッド ・スチューベンも開花。
今年初めてスカシバの卵も発見。
7月下旬キャンベルにとび玉を発見。
今年はスカシバの卵が非常に多い。去年までノースレッドに出ていた黒痘病が今年は ほとんど現れず。雨が少なかったせいかな?このまま押さえ込めたらいいのだが?
8月中旬ノースレッドの小さな粒がほんのりうっすら赤みを帯びている。 キャンベルより熟期は早いはずなのに着色は遅いようだ。どうなっているのかな?
キャンベルは色付いてから暫くしないと甘味がのり酸味が抜けないが、ノースレッドは 色付いたらすでに熟期に達しており収穫可能との事。なるほど!
8月下旬台風一過朝から快晴。スカシバに食害され空洞になっていたスチューベンの 蔓が強風で折れてその先の葉が枯れかけている。
一方ノースレッド植付け後初めて実った一房が鳥(ムクドリのようだ)に喰われたらしく無くなっている。 味見してみたかったのに残念。慌ててキャンベルとスチューベンに遅ればせながら袋掛け。
しかし9月上旬袋掛けした数房が袋ごと落とされ中の実がきれいに食べられて、周辺には食後の 果皮だけが落ちている。またしてもやられてしまった。
今度はそこら中にCDをぶらさげ、キラキラ光らせると翌日からピタット来なくなった。
それから後も芋虫が葉を食い荒らしたり、さび病が出たり等々、いろいろなものが現れてくれました。
9/19キャンベルアーリーを収穫。今年は天候に恵まれたのでキャンベル特有の味が十分出ていました。
10/20スチューベンを収穫。味は最高に甘味がのっていて濃厚。
今シーズンもいろいろあった半年でした。
2003.11.22
今年のブドウ栽培は散々でした。
手を抜いたおかげでキャンベルはスカシバに集中的に狙われ、ノースレッドには黒痘病が多発し、スチューベンは成らせ過ぎで甘味がのらず。
その上、低温・日照不足で8月には結果が決まってしまったので、気持ちがダレてきてもうほっとらかし状態。
そんなブドウでも、8月末頃になるといつものようにどこからか鳩くらいの大きさの鳥がやって来ました。
今年は初めて、ノースレッドを味わってみましたが、やはりキャンベルの子供。その系統の味・食感でしたが、甘味ははるかに勝っていました。スチューベンとは異質の味です。
粒・房ともキャンベルに比べ一回り小さいですが、寒冷地向きの赤色品種は少ないのでこの品種は楽しみです。
写真は収穫間近(9月28日)のスチューベン。
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