宿泊日'09.03.25
スペインのラ・マンチャ地方の田舎町アルマグロにあるパラドール。
トレドでレンタカーを借り、Consuegra(コンスエグラ)までは順調に行けましたが、それから先の地図を用意してなかったためAlcazar de San Juan(アルカサール・デ・サン・ファン)でさんざん迷ってしまいました。
地元の親切なおじさんに教えてもらったインフォマシオンで貰った地図を見ながら、やっとCampo de Criptana(カンポ・デ・クリプターナ)の風車の所にたどり着いた時にはすでに陽が西に傾いていました。
そそくさと風車を後にしてアルマグロに向かうがHerencia(エレンシア)を過ぎPuerto Lapice(プエルト・ラピセ)に向かっている間に陽が暮れてしまいました。真っ暗の中不安になりながら、慣れない右側通行、ロータリーとトペ(車の速度を落とすため、道路に設けられた隆起)の多い道を必死に走行。
ここからは高速道路に入りManzanares(マンサナレス)に向かったがマンサナレスでまたも迷ってしまうことに。間違ってアルマグロ方面へのインターチェンジより手前のインターチェンジで降りてしまい、Ciudad Real(シウダー・レアル)方面への高速道路A-43沿いの畑の中の一般道を数キロも走ったが、真っ暗の中何も現れず不安になりこの辺り(↓)で引き返す事に。パラドールへは到着が遅れる旨の電話を入れる。
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再度高速道路に上がり再び南下するとすぐにアルマグロ方面の標識。これから先は一般道だが一本道。やっとアルマグロの街に入って地元の人に道を聞きパラドールに着いたのは22時前。グッタリ疲れてしまったが、スペインの夜10時はまだ宵の口。12時近くなってもまだたくさんの人が食事中だ。魚料理と白ワインをオーダーして慌てる事も無く食事を終えたがここの料理もすばらしい。
このパラドールは昔の修道院を利用した建物のため古臭さはあるが、部屋の造作や調度品に修道院らしさが十分残っていて雰囲気がある。パティオがいくつもあり美しく管理されている。
支倉常長一行がマドリッドへの途中に宿泊したとも言われている。
昔のボデガを利用したバルもあり、その隣のパティオにはオレンジがたわわに実っていて、ブドウも新梢が100mm位伸び展葉し始めていた。
料金は3人利用朝食付きで1部屋157.00ユーロ。1人はエキストラベッド。
朝食はトレドと同じメニュー。種類は十分なのだがトレドと同じものを食べる事になるとは想像しなかった。これで今夜以降もパラドールを予約するという考えをやめホテルに変更。
朝マヨール広場まで街を歩いてみた。小さな田舎街でマドリッドと違い安心して散策できる。ゆっくり過ごせば良さそうな街だ。
レンタカーを返す時間が迫っている。シウダー・レアルのRENFE(スペイン国鉄)駅にあるAVISの事務所までたどり着かなければならない。また昨日のように迷ったらまずいので早めに出発。しかしすんなり迷う事も無くシウダー・レアル駅に到着。AVE(新幹線)でアンダルシアへ向かった。