宿泊日'06.10.8
福島県西会津町の町営施設。仙台から福島西インター・土湯峠・裏磐梯を経由して喜多方へ。ここから思わぬことが待っていました。喜多方からもこれまで通り国道459号を利用しようと思い進むとだんだん山の中に入って行き、そのうちすれ違いもできない道幅に。間違ったかなと何度も思ったが紛れもなく459号の国道標識がそこに立っています。心細くなり途中で引き返し山都町から磐越西線沿いに進みやっと目的地までたどり着きました。季節はずれの強い低気圧の通過で、日本海側の天候が悪く近づくにつれ雨風が強くなってきました。
雨に濡れながら荷物を降ろし狭いエントランスを抜けチェックインしましたが、ロビーが狭くて全く落ち着きがありません。天井は高いのに狭いところに売店と浴場入り口があり、その上なぜかワーゲンビートルがドンと展示してあり雑然としています。
部屋の窓を開けてみたらすぐ前にただ裏山があるだけ。もう少し山の上にゆったりとした施設を作れなかったものかなと感じます。部屋は充分な広さの洋室でベッドが3台並んでいます。バスルームも充分な広さです。アメニティーグッズも一通り揃っています。
夕食前に大浴場へ行ったのですが、広さの割に人が多く窮屈感があります。公共の宿によくある町民の日帰り入浴客のようです。大浴場は露天風呂もついていて、和洋2種類あり男女が日替わりで利用するシステムになっています。
夕食は予約しておいたフランスコース料理。オードブルも次の冷スープも甘すぎて、初めからお菓子を食べているよう。これは先が思いやられるなと心配していたら、やがて出てきたカレイのフライは非常に旨く味付けされていました。メインは照り焼き風味のステーキ。ボトルワインのメニューを見せて貰ったらチリのカベルネがあるのでオーダーしましたが、来たのは予想した通り
コノ・スルでした。私好みの濃厚な南のワインです。
朝食はバイキングではなく、一般的な和食。パンはありませんが、コーヒー・ミルク・玄米茶がセルフとして用意されています。
雨は止んだもののまだ曇っていますが晴れてきそうな気配です。メインルートの国道49号を通り、会津若松経由で大内宿を見物して帰路に付きました。この大内宿ですが、ここの村人はなぜ静かな昔のたたずまいを保存しようとしないで、物を売ることばかり考えているのでしょうか。魅力ある物はひとつもなく何も買わず帰りました。