宿泊日'04.4.30
能登半島先端近くの西海岸にある門前町の宿。金沢市内から能登有料道路と一般道を通り約1時間半。この宿はサンセットがウリということで、天気も良かった事だし、それまでにチェックインしたかったのですが残念ながら間に合わず途中の道路から眺める事になってしまいました。
海岸沿いの道路から少し入った所にあり回りは田んぼや畑。もう少し奥まった林の中という立地のほうが良いのですが。
連休中というのに広くもない駐車場に十数台しか停まってないけど大丈夫かいな、このホテル? と思いながらチェックイン。
せせこましいロビーでルームキーを受け取ったまでは良いのですがそれからが大変。迷路のように上がったり下がったり、ペデストリアンデッキと呼ばれるナガ〜イ通路を通り、やっとたどり着いたその部屋は○や△や□の造作物に溢れた落ち着きのない空間。
客室は通路に沿って離れのように点在していて造りは木造で十二畳位の和室です。この離れ風客室の中には一度屋外に出ないと行けない部屋もあり、そこには通路に傘が備え付けられていました(笑)。
このホテルの建物は奇抜なデザインと安い材料の組み合わせでできあがっている部分が多く、設計に苦労した跡がうかがえます。
宿泊客は隣にある日帰り温泉施設「じんのびの湯」が無料で利用できます。露天風呂もついていましたが、広さも設備とも一般的なレベル。この温泉は入館締め切りが8時半ということで夕食後は利用は無理でしょう。
ホテル専用の館内浴場もあるのですが狭くてのんびりした気分になりません。ここは午後は11時までと、朝も利用できます。
料理はレストランで食べるのですが、本場だけあって海の幸をふんだんに使った懐石料理の味付けはすばらしく、特別料理が用意されていますが、標準料理で充分です。器も上品なものばかりで楽しませてくれます。その上ネットで予約すれば飲み物サービスの特典もあります。